2023年1月2日月曜日

長期放置なABS,PLAフィラメントを布団乾燥機で乾燥させる

しばらく3Dプリンターから離れていたせいでいつ購入したのかもわからないフィラメントがゴロゴロと。3㎜のフィラメントは量も少なく使えるプリンターもなく、3mm用のものを作る気も無いから捨てたのだけれども、それでも結構ある上に、使いにくいABS比率が高かった。

新しいものでも6年ぐらい下手したら10年物もあるかも?といううちのフィラメントたち、それでもPLAはそれなりで問題も感じないけれど、ABSはベットへの定着が悪く剥がれて久々に盛りソバ状態になりかけるわ、層間密着が悪く冷えたところで剥離するわで、ホットエンドの温度をいじったり、ベッドの温度をいじっても大した変わらず、調べると吸湿が進んでいるとこうなりやすいようだ?(吸湿率が高いと、収縮率が上がる=変形しやすくなる とかで、先に書いたようなトラブルが起きやすくなるらしい?)
ナイロン系のフィラメントは吸湿しやすいというのは知っていましたが、ABSの吸湿が造形時の問題の元になるなんて事は知りませんでした。知識が約6年前で止まってる・・・・・・。


最近は温風で乾燥させるドライケースというような物もあるようで、効果が有るようならば1個は欲しいなと

調べていると布団乾燥機を使用するドライボックスを自作してフィラメントを乾燥させている話を見つけ、それならば直ぐにできそうだと。

手持ちの布団乾燥機は、小物乾燥(雪が解けて染みた靴とかを乾かしたりする?取説が無いので不明)というモード(2時間温風運転するだけ)があり、袋の方に小物が入れられるようなメッシュで区切られたファスナーで開け閉めできるようになっているので、箱を作らなくてもここにフィラメントを入れればいいかと?

区切りの辺りに温風の排出口があるので、区画まで温風は行くようになっているようだ。

とりあえず実験としてむき出し状態で積んだままになっていたフィラメントを集め
袋に入れる。上から放熱を抑えるための断熱材という名の布団をかけとりあえず30分ちょっとの過熱を試してみる。
というか就寝前の寝床の温め作業にフィラメントの出し入れが加わっただけ。

乾燥中に断熱材を外し温度を測る。テキトウな温度計が見当たらず非接触温度計で測ったので結局良く分からん。体感は表示より高い気がするけど?

過熱後、密閉できる容器で保管して起床後に成型。
失敗しまくったものと同じABSフィラメントなのにベッドから浮くことも無くPLA並み?に造形できました。設定も割と普通のホットエンド230度設定、ベッド80度。

別の自作パーツの造形完了直後
調子が悪いと、ブリムの造形中から剥がれてきたり、数えるほどしか積層されないところですら剥がれてくるのですが、造形が終わって冷えてくるまで剥がれなくなりました。(オイラの場合、ブリム設定は、剥がれ耐性向上ではなく、定着具合の確認用レイヤーとして使っている感じ。)

ちなみに最初に作られる捨て引きの縦のラインは、張り付き具合とか、形状からZ軸の隙間の具合を見るのに、ブリムの造形が始まったあたりで剥がしちゃうので画の中にありません。


フィラメントを乾燥させる効果があると分かったので、3Dプリンターの横に置ける小型のドライボックスが欲しいなと。

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